今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

文庫本と歯ブラシ

岐阜駅の改札を抜けてゆく人波のなかに、その兄弟はいました。

弟の歩くペースが早いのか、

お兄ちゃんは弟をたしなめるように、服をつかんでペースを合わせようとします。

よく見ると、そのお兄ちゃんがね、文庫本を読みながら歩いていたんです。

こんな子がいるんだなぁと思って、

その兄弟と別れるようにぼくはエスカレーターを降りました。

すると、今度は歯みがきをしながら、

エスカレーターを上がってくる男の人が現れたんです。

その衝撃は、文庫本の少年の比ではなかったですね。

知ってはいましたが、

もちろんみなさんも知っているとは思いますが、

世の中にはほんとうに、いろんな人がいます。

そのいろんな人の中に、じぶんもいるわけでね。

人の数だけ人のおもしろさがあると思うなぁ。