今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

わかること、わからないこと

小説や新書などのいろいろな本において、

とりあえず読んだけれど、よくわからなかった、

ということは少なくない。

すべてがわからないわけでなくても、

ここの部分は意味がわからないな、とか、

この部分はどう解釈すればいいのか、などが、

部分的にあったりする。

少し前までのじぶんであれば「わからんものはわからん」と、

あきらめていたように思う。

 

ここのところ、吉本隆明さんの本を読んでいるのだけれど、

ぼくにとって目から鱗のことばが満載である。

そのことばになぜ共感できるのか、なぜ関心させられるのか。

逆に、なぜひっかかるのか、なぜわからないと感じるのか。

そういうことを考えながら読むことも、

読書の醍醐味のひとつだと最近は思えるようになった。

 

 

わかることはうれしい。

わからないことだって、きっとうれしい。

わからないと出会うことは、

わかるためのはじまりともいえる。

前はあんなにわからなかったけれど、

今では少し、わかる気がする。

時が過ぎれば、そんなこともある。

わかったふりをしたり、わかったつもりだったり、

たくさんの勘違いを、

何度も繰り返すこともあるかもしれない。

どれもじぶんに起こりうることで、

それは他の誰かにも言えることで、

昔からずっとそういうものなんだろう。

それでも、人も、街も、時代も、変わり続けていくのなら、

わかることだけを追いかけず、わからないことをあきらめず、

ここで笑っていればいい。

ずっと笑っていればいい。