今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

アートたけし

ちょうど1週間前の話だけれど、

宮崎から帰る日に、「アートたけし展」に行ってきた。

宮崎市でもっともにぎわう橘通りというところに、

アートセンターという施設がある。

そこでは定期的に期間を設けて、

いろいろなアートの催しを行っていて、

この時期ちょうど、

ビートたけしさんの描いた絵が展示されているタイミングだった。

 

ぼくが絵について語れることはないのだけれど、

美術館に行くことは好きだ。

様々な人の描いた絵を見て、

感じたり、考えたりすることが好きなのだと思う。

テレビでよく見るたけしさんだけど、

描いた絵をちゃんと見たことがなかったため、

この機会を逃すまいと思ったのだった。

 

たけしさんの絵は基本、カラフルだ。

カラフルな印象を受ける、という言い方が正しいのかな。

いろいろな絵が飾られていたなかに、

花畑で天使が飛んでいる天国のような絵があった。

あまりにも大きな絵だったので、

学芸員のようなおじさんに、

「この絵は実際の大きさなんですか」と聞くと、

「この絵はもうデータでしかなくて、

 それを引き伸ばしたんです」と答えてくれた。

そして、

「たけしさんがこの絵を描いていたのは、

 事故にあって入院されていたときです」

と教えてくれた。

「事故のあとの入院中に描いていた」という情報を得たぼくは、

その絵を見ながらたけしさんの気持ちを想像したりしてみた。

その想像はあくまで勝手に描くものなのだけれど、

そんなふうに、感じたり、考えたりすることが、

ぼくは好きなんだと思う。

 

人の表現には、その向こうに何かがあると思わせてくれる。

その何かに触れるとき、その人の新しい部分を知った気になる。

人を知ることで、人は人を、また好きになってゆくのだと思う。