今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

影響

谷川俊太郎さんのインタビューを読んで思った。

意味がなくても、人は感じられる、と。

姜尚中さんが著した「悩む力」にあった。

本当の知性とは、ただ「知ってる」ってことではない、と。

いろんな人の考えに触れるのはおもしろい。

 これまでもぼくは、

いろんな人やいろんなことに影響を受けてきたように思う。

ぼくが子どものころ、親はもちろんのこと、

友達とか先生の話をけっこう鵜呑みにして、

言われた通りにやってみたり、真似てみたりした。

それはそれで楽しかったし、学んだことも多い。

 

それでも何か一つを信じようとすると、

その他をどうすればいいかわからなくなる。

実際、人にあまり関わらないようにしていた時期もあった。

じぶんの考えが世の正しさだと思いこんで、

いつの間にか他人を見下していた。

その人を知らない、そのことを知らない。

にもかかわらず、じぶんの中にあるものだけで、

感じることなく、考えることなく判断してしまう。

そこに好奇心はないんだろう。

どれだけじぶんの中に塞ぎこんでも、

どれだけ他人と関わるまいとしても、

どこかでちゃんと息詰まり、いつまでもちゃんと苦しい。

 

じぶんを救うのはじぶんだ。

じぶんを救わないのも、じぶんなのだ。

宗教や文化の話じゃなくてさ、

他人と関わることも、この星で生きることも、

生きるためには避けては通れなくて、、いずれこの地を去るぼくらなのだ。

風に揺れる桜、痛いくらいの日差し、木枯らしに混じる匂い、しんしんと降る雪、

重松清の小説、桑田佳祐のしゃがれ声、モネの描いた日の出、母親のつくるおでん、

生きている限り、この五感で感じるもの一つひとつに、

じぶんは影響を受けている。

そうやってさ、いろんなものにこころ震わせながら、

人に、ことに、向き合ってまじめに考えながら、

またとない今日のじぶんを生きてゆくんだ。