今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

最終日

昨夜の「汁無台湾」を悔いている。

地元の友達で『「汁無坦々」を食べに行く会』がしっぽりと行われた昨夜、

ぼくが選んだラーメンは「汁無台湾」だった。

出てきてびっくり、「汁無台湾」は「汁無坦々」の2倍は辛く、

これでもかというくらいにんにくが入っていた。

そんなことはお構いなしの昨日のぼくは、

出てきた料理をしっかりとたいらげた。

そのおかげで仕事最終日の今朝6時前、

激しい腹痛で目覚め、トイレに直行した。

そしてぼくの火山は火を噴いた。

 

ふらふらになりながらトイレを出たぼくは、

なんとか用意を済ませ、瀕死の状態で職場へ向かった。

しかし、続けてぼくに襲いかかってきたのは、

「にんにく野郎」というレッテルだった。

だれにそう言われたわけでもないのだが、つまりはそういうことだろう。

「汁無台湾」によって大量のにんにくを摂取したぼくは、

口からだけでなく、もはや体からガーリックスメルを漂わせていたのだ。

にんにく化してしまったじぶんではいくら指摘されてもわからない。

ブレスケアを大量に食べたり、ミンティアを大量になめたりしたのだが、

結局は付け焼き刃にすぎない。

できる限り人と会話しないように気をつけ、

なんなら人から遠ざかって食堂にこもったぼくは、

一人でもくもくとできる作業に没頭していた。

 

それからほどなくして一応の仕事をすべて終えたぼくは、

お世話になった職場内のみなさん一人ひとりへ挨拶に回った。

しかし、においが気になって相手との距離を考えたりして、

話したいことはたくさんあるはずなのに話す言葉が思いつかない。

その歯がゆさが「汁無台湾」を選んだ昨日のぼくを何度も攻めた。

それでもなんとかみなさんに感謝の意を表し、家路に着いた。

半年間を振り返って感傷に浸るにはほど遠く、

まぜそばにしておけばよかった」という思いが幾度も駆け巡っていた。

それが今日の別れの寂しさを柔らかくしてくれたのかもしれない。

 

この職場で働けて楽しかった。

この職場のみんなと一緒に働けてうれしかった。

そんな素直な気持ちを明日の送別会でちゃんと伝えようと思う。