今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

まだまだ

昨夜、ぼくが家に帰ってくると、

親父がリビングの床でいびきをかいていた。

友達と外でお酒を飲んだ親父は、

酔っ払って立つことができなくなり、

車で迎えに行った母親がなんとか玄関まで連れてきたそうだ。

そこから突然カメのように這って進み出した親父は、

リビングにたどり着いたところで息絶えるように眠りについたらしい。

ちなみに車から降りるとき、母親の見ていない間に、

じぶんひとりで降りようとした親父はそのまま前のめりに倒れた。

そして顔やら腕を地面にぶつけ、あざをつくった。

そんなわけで今朝、

鏡を見た親父はじぶんの顔にかなり驚いていた。

とにもかくにもお騒がせな男である。

親父を介抱した母親は呆れて、

思い出し笑いをしながらいろいろ聞かせてくれた。

 

うちの親父は現在74歳くらいだった気がするが、

これだけバカみたいに飲めて、これだけ人に迷惑をかけて、

なんだかもう、逆にかっこいい気がしてきたから不思議なものである。

 今日はそんな逆にかっこいい親父と、

マイナンバーカードを受け取りに市役所に行き、

そのあと担々麺を食べて帰った。

とくに何を話すわけでもないのだが、

くだらない話ををしたり、たわいもないことを言ったりして、

ぼくはぼくで勝手に楽しんでいる。

一方の親父は競馬のG1レース「高松宮記念」の予想に、

躍起になっていた。

そして今日のG1を親父は見事に当てた。

 

じぶんの親父はこの男なのだという事実は、

息子のぼくをいろいろな気持ちにさせてくれる。

子どもから大人になってなお、

こういう形で、こういう関係で一緒に暮らしていることを思うと、

それはそれで悪くない気もする。

親父だけじゃなくて、母親も、

離れて暮らすじいちゃんばあちゃんも、

そしてぼく自身も、

みんな一緒にそれぞれの人生がまだまだおもしろい、

そんなことを感じられるようなところを目指したいよなぁ、

なんてことをよく考えるこのごろである。