今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

もうすぐ

この時期すでに、

企業では辞令や異動の内示が行われていることと思う。

かくいうぼくはあと4日はたらいたら、プー太郎になる。

そもそも今の職場では今月までの6ヶ月間、

派遣社員として働かせてもらっていた。

なにぶん、ママチャリで全国を走ったあとで、

はたらくことから遠ざかっていたぼくにとっては、

いろいろとありがたいことだった。

金銭的な部分はもちろんなのだが、

精神的な部分が大きかった。

 

人はだれかの役に立つと、

じぶんを受容することにつながる。

アドラー心理学でいうところの、「貢献感」というやつだ。

逆にそれがなくなると、自己嫌悪に陥ることになる。

だれかのために何かできていないじぶんは、

生きていることに疑問を持つ。

そんなことないだろうと思っていたけれど、

実際ママチャリをこいでいるだけでは、

なかなか貢献感は感じられかったのだ。

そりゃそうだ。

逆に貢献されることのほうが多かったし。

「なにがあってもだいじょうぶだろう」とタカをくくっていたけれど、

「なにもできない」という現実と向き合ったとき、

じぶんの存在価値をじぶんで否定する瞬間がやってきたのだ。

はたらきすぎもつらいけど、

はたらかないことも同じようにつらいことだと、

ぼくは初めて体感したのだった。

 

だからこそ、大垣に帰ってきて、

10月からはたらかせてもらうことで、

じぶんがどんどん元気になっていくのを感じた。

震災のボランティア活動をしていたときは、

同じプー太郎でもつらいなんて感じたことはなかった。

だれかのためになっているとじぶんでは感じていたのだろうし、

だれかに感謝される機会が多かったからだと思う。

だけれど、今回は本当につらかった。

はたらかずしてママチャリをこぎ、

はたらくことを通して、はたらく場という居場所を通して、

ぼくはいろんなことを学ばせてもらったように思う。

 

その職場を今月いっぱいで辞めて、来月10日くらいから、

ママチャリで宮崎を目指す最後の旅を再開する。

今月いっぱい職場にちゃんと貢献して、

お世話になった方々へのお礼もしっかりして、

あとを濁さない人として去りたいと思うのだ。