今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

ばあちゃんの願い

たまの休日に、ばあちゃんとごはんへ行く。

今日もお昼ごろにばあちゃんを迎えに行き、

お店へ向かった。

ばあちゃんは若い。

おばあちゃんという感じじゃなくて、

おかあさんに近くて、ぼくにとってばあちゃんだ。

ぼくのおかんを筆頭に、3人の娘を産み育てた。

そのおかげでぼくはここでこうして書くことができている。

 

ばあちゃんはだれかの車に乗るとき、

助手席が空いていても必ず後ろの席に座る。

「前乗ればいいのに」と言うと、

「いいわいいわ、私は後ろでいいよ」と答える。

助手席を何か特別いい席だと思っているのかもしれない。

ぼくもそれ以上野暮なことをいうのもあれだと思って、

好きなようにしてもらう。

 

お昼過ぎに訪れた喫茶店で、

ぼくがホットサンドセットを頼むと、

「私も同じもので」とばあちゃんは言った。

しかし出てきた食事のボリュームに驚いて、

「私はそう食べんで」とぼくに半分食べることを要求してきた。

どんなメニューなのかほとんど把握せず、

流れで注文してしまうところを考えると、

ばあちゃんは勢いがあると思う。

だけども、少食なのだ。

でも食事のあとすぐにお菓子をよく食べる。

子どものようなところがあって、

すぐにお菓子をたべるところはじいちゃんも同じである。

 

ぼくはばあちゃんの願いみたいなものが痛いほどわかっている。

それはぼくを含めた孫のことであり、

おかんを含めた娘たちのことであり、

じぶんが関係する範囲の大切に思う人たちのしあわせだ。

そういう話をするときもあれば、

そういう話じゃないことも話すけれど、

すべて大切に思う人たちに繋がっていくような雰囲気が、

すべての話の中には漂う。

神経質だからいろいろ考えてしまって夜に眠れなくなるという話を、

初めて聞いた。

そんなばあちゃんと会うたびに、

ぼくの大切な人なんだと確認している気がする。