今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

まだまだ出かけよう。

手嶌葵さんの「明日への手紙」を聴いている。

フジテレビで月曜9時から放送している、

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」という、

いつになっても覚えられないほど長いタイトルのドラマの主題歌だ。

この歌を初めて聴いたとき、胸が苦しくなった。

やさしい歌声に、ドラマの中の物語に、ひとり泣いていた。

そういうこともあってか、

ドラマを観るたび耳にすることもあってか、

ふと立ち寄ったCDショップで衝動に駆られたぼくはCDを買った。

星野源さんの「夢の外へ」を買ったぶりくらいに、

久々にシングルCDを買った。

 

そういえば、CDを買わなくなったじぶんがいる。

CDが売れない時代だとよく聞く。

レンタルすれば聴けちゃうし、

YouTubeで聴けちゃうものもあるものね。

身銭をきらなかったり、今までよりも少しの額だったりで、

本物に近いクオリティや本物に遜色のないものを受け取れる便利な世の中に、

気がつけばぼくは暮らしている。

それはありがたい。

それはおもしろい。

映画だって、映画館に行かなくても、

レンタルしてきたBlu-rayやDVDを、

月額制の動画配信サイトで流れるものを、

家の大画面で観ることができるものね。

 

だからこうしてCDを買うことや、

映画館に行って映画を観ることってのは一体なんなんだろうね。

「だからこそのよさ」なんてものが本当にあるのかね。

聞ければいい、観れればいい。

それだけでよければ、もう家から出ることもないよな。

家にいながらにして、クリックひとつで暮らせる日だって遠くない。

いやもう来てるのかもな。

 

今日、お店でCDを買うということを久しぶりに体験して、

ぼくはまだまだ出かけたいと思っていることに気づかされた。

今はどんな新しい曲があるんだろ。

好きな歌手の新譜はあるかな。

そんなことを思いながら、

気になるCDジャケットに目を留めながら、

あてもなくお店をぶらぶらする。

ふと「あの曲は置いてあるかな」と思い出すかのように探し、

CDを見つけて手に取る。

そして衝動にまかせてレジまで持っていく。

おつりが出ないように払えるとわかって、

少し高揚しながら小銭を出す。

そのすべてが、

ぼくが生きていることの醍醐味のような気がしてならない。

そうやって、気がつけば小さなことを見逃さないように生きている。

でかけることで、足を運ぶことで、

ぼくは今日生きていることを感じている。