今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

軽トラ

職場にあふれたゴミを月に一度ほど、

清掃センターに捨てにいく役割を与えられている。

シュレッダーにかけた文書が中心の大量のゴミのため、

運ぶときは軽トラだ。

これがなかなか厄介で、

というのもこの機会までマニュアル車を運転することが、

ここ最近ほとんどなかった。

そんなわけで初めのころは必ずエンストしたり、

青信号に切り替わってからのスタートがロケットスタートだったりと、

なかなか車に言うことをきいてもらえなかった。

しかし、名馬にまたがるかの武将のごとく、

少しずつ互いの関係を深めてきた、つもりだった。

 

そして、今日もその日がやってきたわけで、

いつものごとく座席に座ってクラッチとアクセルを踏み込んだ。

すると、何かが違うのである。

なんというか、いい感じなのだ。

体が車に慣れてきたのか、

車がぼくに慣れてきたのか。

とてもいい感じなのである。

ときおり、ぐずつくこともあったが、

今までで最高の走りをすることができた。

それはたくさんの意味で大きな自信を与えてくれた。

 

気がつけば、できている。

気がつけば、仲良くなっている。

そういうことってあるなぁと思う。

なんでできないんだろうとか、

なんでうまくいかないんだろうとか、

そういうときを経て、試行錯誤を越えて、

それでもできるようになりたい、うまくなりたいと思っている。

すると、昨日までが嘘だったみたいなことが起こる。

それはそこまで積み重ねたいろいろのおかげなのだと思う。

 

今、無駄なことだと思ってやっている人も、

きっと意味があると信じてやっている人も、

人の人生は大木の年輪のように、知らず知らずのうちに、

何層にも積み重なっていくものなんじゃないかな。

その層こそ、その人自身だ。

年齢を重ねるということは、

きっと目に見えないものが豊かになることだと思う。

何をしても、何をしなくとも、

昨日よりも豊かになっている今日があるはずだ。

そう思うと、なんだか見えてくるものが変わってくるね。

 

じいさんになったときに笑っていられるような、

いい感じの今を積み重ねていたいね。

また明日。