今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

平凡

朝起きたらまずカーテンを開ける。

二つある小窓のカーテンを合わせれば全部で3箇所。

それらを開けたらトイレに行って用を足す。

1階に降りれば洗面所でうがいをする。

寝起きの口の中は細菌がすごいそうだ。

昨日テレビでやっていたのだけれど、

うんこ10グラムぶんの細菌だそうだ。

うんこだそうだ。

そんなことを聞くと、俄然うがいせずにはいられない。

そして歯を磨き、顔を洗う。

 

朝ごはんは基本食べない。

そのかわり白湯を飲む。

季節があたたかいときは、

豆乳とバナナをミキサーにかけたバナナジュースを飲んでいた。

新聞を読みながら、

めざましテレビを見ながら、

ぼんやりと時間が過ぎてゆく。

ささっと着替えを終わらせ、

それなりに髪型をととのえて、

いよいよ出発する。

 

朝や日々の繰り返しは平凡でありふれている。

でも、平凡を過ごすことは、

ぼくにとってはずっと望んでいたことなのだ。

隣の芝生が青く見えるとはよく言ったもので、

人間は、いやぼくという人間は、

ないものねだりの王様だと感じるときがある。

今に満足できず、いつもここじゃないどこか遠くを見たりする。

それが悪いことだとは思わないけれど、

じぶんの手の届く範囲の人たちを喜ばせるには、

今いる場所や目の前にいる人とちゃんと向き合う必要があるのだ。

ちいさいけれどたぶんきっと大事なこと。

それを忘れてしまっては、

どこに行ってもだれといても、

満足することはない。

人に飽きて、ものに飽きて、場所に飽きて、

きっと人生に飽きるだろう。

 

森の中に佇む一本の木のように、

足元に咲く一輪の花のように、

ゆっくりとじっくりと根をはることをしていきたい。

そしてそれは、日々のたゆまぬ繰り返しの中にこそあるのだと思う。

 

ありふれた平凡な日常をこころゆくまで感じたい。

また明日。