今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

価値を見いだせる心

暗く長い

土の中の時代があった。

いのちがけで

芽生えた時もあった。

しかし草は、

そういった昔をひとことも語らず、

もっとも美しい今だけを見せている。

 

星野富弘さんのこの詩を読んだとき、ぼくは震えた。

星野さんについて何一つ知っているわけでもなかった。

だから、知りたいと思った。

詩に触れて興味をもち、

ネットで調べることで星野さんについて少しわかった。

 

星野さんは体育教師になってまもなく、

空中回転の指導中に頸椎(けいつい)を損傷し手足の自由をうしなったそうだ。

入院中に筆を口にくわえて文字と絵を描きはじめ、

現在は郷里の群馬県東村で草花の絵に詩をそえた詩画を創作している、

と、あるプロフィールにはあった。

 

想像するに、じぶんでは動くことのできない状態にあるのだと思う。

その中で、筆を口にくわえ、

じぶんにできる精一杯の表現をされている。

 

見ているものはそこまで変わらないはずだ。

けれど、感じているものが違う。

それは確かに一人ひとり違うものだし、

何がよくて悪いかなんてことは判断できないのだけど、

星野さんの言葉はぼくの胸をふるわせた。

それだけはたしかなことだ。

 

共感を求めてつくってなんかいないと思う。

うまいこと言おうなんてしていないと思う。

ただ、感じるままに言葉を並べていく。

そんな潔さを感じるし、星野さんの視線の先にあるものへのやさしさが伝わる。

 

見ているだけで

何も描けずに一日が終わった

そういう日と

大きな事をやりとげた日と

同じ価値を見いだせる

心になりたい

 

すべてはじぶんがつくっていると改めて感じる。

そうやって、いろいろなものが一つにつながっていくことを、

ここのところよく感じさせてもらえる機会が多いのだ。

 

今日もお越しいただいたありがとうございます。

星野さん、激しくお会いしたい方のお一人です。