今日のふとす

モットーは「毎日開店」。

ぜんざいとパスタ

ぜんざいを作ろうと、朝からパン屋にあずきを買いに行った。

「らいふのパン」というパン屋は行きつけのお店で、

おいしい野菜、おいしい調味料など

パン意外にも豊富な品揃えのめずらしいお店だ。

 

そこの「専務」と呼ばれるおばさんに、

「前にもここのあずきを使ってぜんざいを作ったことがある」と伝えると、

「若いのにあずきの味がわかるの?

 あずきの味が分かるなら、何食べても味が分かるよ」

と言われた。

そこから、

「じゃあ今からおいしいパスタの作り方教えてあげる」

と、なぜかおいしいパスタの作り方教室が始まった。

なにやらイタリアのレストランで教えてもらったという作り方らしかった。

 

厨房に連れて行ってもらい、

その場でペペロンチーノ(おばさんは「ぺぺろんてぃーの」と呼んでいた)を作り始めた。

1、にんにくを焦がさない

2、ゆでるときは1000ccに対して10グラムの塩

3、パスタもソースも同じくらいの温度で和える

という要点を指導いただき、

試食をし、生のバジルをもらい、

「家に帰って作ってみなさい」と言われ、お店をあとにした。

 

家に帰ると、

元イタリアンレストランの料理長のムネさんがいた。

ちょうど昨晩からうちで泊まっていたのだった。

ムネさんに、

「バジルもらったんですけれど」

と事の顛末を話すと、

「ちょうどよかった!バジル買ってきてもらおうと思ってたんだよね」

というわけで、イタリアンなライブクッキングが始まった。

 

ぼくはムネさんの包丁捌きを見ながら、

次々と話してくれる興味深い話を聞きながら、

「すげー」とか、「おー」とか「なるほどー」と

横であいづちを打ちながら、ときに感動し、共感していた。

そして、次々にでき上がっていく料理を見て、

腹ペコのおなかをなだめていた。

 

ムネさんはパスタもつくってくれた。

午前中に作り方を指導されていたぼくだったが、

またしても本物のつくり方を学ぶことになり、

とっても勉強になった。

なんだか不思議な1日だなとも思った。

 

ムネさんの料理はどれも絶品だった。

それにも増してぼくが感動したのは、

ムネさんの素材に対する姿勢だった。

なるべく無駄のないように使い切ること。

どんなに小さな部分も大事にすること。

また次に使いやすいように準備し使うこと。

丁寧に心を込めてとよく聞くけれど、

ムネさんの手さばき、包丁さばきから、

素材に対する愛をたくさん感じた。

 

こんなふうに食や料理に向き合えるってステキだと思った。

そして、そんなステキな生き方をされているムネさんと出会えたことが

ホントにうれしかった。

あとはたくさん感じたじぶんがじぶんにどう生かすかだ。

だれかを喜ばすことはときにむずかしく感じられるけれど、

もっとじぶんの身近なところにできることはあると思ったのだった。

というわけで、

おいしいぜんざいをつくらせてもらい、ふるまわせてもらったよ。

 

今日もお越しいただいてありがとうございます。

たのしくて、うれしくて、おいしい1日でした。